便秘 橋本病

あなたの便秘は、本当にただの便秘ですか?橋本病かも?

あなたの便秘は、本当にただの便秘でしょうか?

 

便秘の原因は様々です。

 

便秘の原因の1つに、「橋本病」というものがあります。

 

橋本病は、乳がんなどのように多くの方に知られている病気ではありません。

 

しかし、日本人の30人に1人の割合でなる恐ろしい病気です。

 

橋本病は「慢性甲状腺炎」ともいいます。

 

甲状腺の病気は、どれも女性の方がかかりやすいのですが、橋本病は甲状腺の病気のなかでもとくに女性に多く、橋本病の患者さんのうち、男女比は約1対20〜30ですから、9割以上が女性です。

 

橋本病の年齢の分布を見ると、20歳代後半以降、とくに30代、40歳代の女性が多く、赤ちゃん・幼児などの子供はほとんどいません。

 

橋本病は、甲状腺に炎症が起きている病気ですが、細菌が入り込んで化膿するといった炎症ではなく、「自己免疫」の異常が原因で起きる炎症です。

 

自己免疫で起こる病気はいくつかありますが、橋本病の場合、何がきっかけでこのようなことが起こるのか、いまだにはっきりしていません。

 

橋本病はある種のリンパ球が甲状腺組織を攻撃して起こるらしいといわれています。

 

ただ、橋本病は、甲状腺に異常がある場合でも、専門医でないとなかなか気づかない病気です。

橋本病の症状は?

橋本病は「慢性甲状腺炎」ともいい、甲状腺の病気です。

 

甲状腺ホルモンの分泌が不十分になると、内臓の働きが衰えていきます。

 

たとえば、心臓の働きが衰えてくると、脈拍が1分間に60回以下と、遅くなってきます。

 

正常なら、70〜90回が普通ですが、脈自体も弱々しくなり、心電図にもそれが現れます。

 

症状が強くなると、心肥大の傾向が現れたりします。

 

これは、心臓を包む膜に水がたまるためで、これを心嚢液貯留(しんのうえきちょりゅう)と呼んでいます。

 

心嚢液貯留は心不全の原因にもなります。

 

腸の働きが衰えると、蠕動(ぜんどう)運動も弱くなり、便秘しやすくなります。

 

便秘以外にも、疲労、体重増加、うつ状態、不妊、薄毛、寒冷不耐性、脈拍数の低下、高コレステロール血症、記憶力の低下、不規則または重い月経、しわがれ声、などが起こる可能性があります。

 

特に、橋本病は、不妊・流産だけでなく、妊娠中に問題を引き起こす可能性があるので、注意が必要です!

 

ジョンズホプキンス大学で行われた最近の研究では、心臓、脳、腎臓に欠陥のある赤ちゃんを出産する可能性が高いことを示唆する発表をしています。

 

甲状腺機能検査が妊娠中に正常である場合であっても、やはり欠陥のある赤ちゃんを出産する可能性は高くなります。

 

便秘以外にも、上記のような症状がある場合は、気をつけてみてください。